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トレーラーは怖いんやで~
大型トラックの運転に自信のある人でも、
トレーラーに乗ると、うまく運転できなかったり、
大型トラックに乗れるからといって、
調子にのって事故する人もいます。
大型トラックとトレーラーは似て非なるモノです。
トレーラーって2台の車をコントロールしないといけないので、
大型トラックに比べて安全確認しないといけない箇所は多いです。
ただひたすらまっすぐ走るような高速道路のようなところであれば、
増トンの大型トラックとあまり変わりませんが、
- 減速(ブレーキング)
- バック走行
- 右左折
は大型トラックと同じ感覚で運転すると危ないです。
今回はジャックナイフについて僕の知っている範囲で、
お伝えしようと思っています。
減速(ブレーキング)技術とどのような時にジャックナイフになるか?
を紹介していきます。
ジャックナイフとは?
トレーラーのジャックナイフは急ブレーキや急ハンドルで、
トレーラーヘッド(トラクター)とシャーシー(被牽引車)が折れ曲がって、
制御不能になる現象です。
折り畳み式のナイフの形状に似ていることから、
ジャックナイフ現象と呼ばれています。
大型トラックでも横転事故はありますが、
ジャックナイフ現象はトレーラー特有の事故となります。
大事故につながる可能性が高く、
トレーラーを運転していて、怖い事故の一つです。
原因
ジャックナイフは、スピードの出し過ぎや路面の滑りやすさ、
積荷の重心の高さなどが影響します。
僕は雨の日の下り坂の運転は、特に注意してます。
トレーラーは牽引車と被牽引車が、つながって走っています。
牽引車と被牽引車は、重さが違います。
同じスピードで走って、ブレーキをかけたとすると
牽引車と被牽引車とで止まるときのちからは違うわけです。
被牽引車(トレーラー)が重い場合、
牽引車を被牽引車が押して、ジャックナイフ現象がおきます。
ジャックナイフ対策
- スピードを適切に調整する。カーブや下り坂などでは、特に速度を落とすこと。
- ブレーキやハンドル操作は、なるべくゆっくりと行う。急な動作は避けること。
- 路面の状態に注意する。雨や雪などで滑りやすくなった場合は、さらに速度を落とすこと。
- 積荷の重心を低くする。積荷の重心が高いと、ジャックナイフ現象が起こりやすくなる。積荷の配置や固定に気をつけること。
- トレーラーのブレーキや横滑り防止装置などのメンテナンスを行う。トレーラーのブレーキが効かないと、ジャックナイフ現象が起こりやすくなる。定期的に点検や調整を行うこと。
ジャックナイフ回避
雨の日はジャックナイフになりやすいので、
「ジャックナイフなりそう!」って被牽引車(トレーラー)が、
すべってるなって思ったら、リーターダブレーキを解除して、
フットブレーキから足をはなしてみてください。
そして、ゆっくりとまたフットブレーキを踏むといいと思います。
いやいやとっさにそんな判断できないよ
僕も雨の日の六甲大橋でスベってジャックナイフなりかけた時に、
ブレーキから一旦はなして、ふんわり踏むをやってました。
アイスバーンや雪道でなにをしてもタイヤが滑って、
ジャックナイフするときもあるので、
悪路の日はそもそもスピードださないに限ります。
まとめ
大型トラックからトレーラーに乗務して、
慣れてきた頃にスピードだしてしまいがちです。
速度ルールの厳しい会社だとトレーラーでスピードを
とばすことないと思いますが、
慣れてきたときにスピードだして、
フルブレーキをかけてジャックナイフ現象はおきるので、
慢心は捨てて、普通のトラック以上に安全運転が必要です。
と自分に言い聞かせております。
読んで頂き、ありがとうございます。