これからトラックに乗る方。
トラックに乗りはじめて間もない方向けの話になります。
細かい事を挙げると山ほど伝える事がありますが、
今回は2つのテーマに絞って伝えます。
トラックの運転に慣れると、接触事故が発生しやすいポイントが
経験で分かってきます。
ですが、経験がなくても接触事故が発生しやすいポイントを知っておくことで、
事故を回避出来ます。
僕のトラック乗務の経験談からポイントを紹介します。
公道での運転。事例と対策
トラックの全長(前後の長さ)に気をつけましょう。
トラックで右左折時に後方を接触する事が初心者では多いです。
(ひっかける、巻き込む。)
これを回避するには、
- 交差点への侵入スピードを落とす。
- 大周りする事を心がける。
- 道の幅を目一杯使い、ハンドルを一気に切る。
- サイドミラーでしっかり確認。
ぶつかりそうになったら、ブレーキを踏んでバックして(後方確認忘れず)、
またやり直せばいいです。
慌てないことが肝心です。
客先やコンビニetcから公道に出る時も反対車線の道も使い、
(安全確認をしっかりし、何度も左右確認しましょう。)
大きく周る事を心がけてください。
高さに気をつけましょう。
乗用車と違い、高さがかなりあります。
自分が乗るトラックの大きさを確認しておきましょう。
車検証に高さ載ってます。
高さ制限のある道は、必ず標識や注意喚起の看板があります。
これらを見逃さないようにしましょう。
見えづらい場所に標識が設置されている事があります。
標識はよく見ておきましょう。
鉄道などの高架下も高さ制限があるところが多いです。
納品先や引取先での運転。事例と対策。
納品先で事故が起きる要素とは?
納品先や引取先の敷地内で接触事故をしやすい状況は、
プラット(荷物を下ろしたり、積んだりするところ)や
荷捌き場にトラックをつける時が多いです。
何故か?
- プラットや荷捌き場所が狭い。
- 他の待機している業者や荷捌き場の作業者からのプレッシャーで焦る。
この2つが重なると接触事故を起こしやすいです。
どんな状況でも落ち着いて対処することが、必要です。
納品先、積込み先の事情。
プラットや荷捌き場は狭くなりがちなのですが、
納品先や引取先は荷物をたくさん捌く為に、
一定のスペースにたくさんの荷物が置けて、
たくさんのトラックがとまれる倉庫設計にします。
だから狭くなりがちです。
対処方法は?
焦るとバックの走行スピードが速くなり、
安全確認が不十分な箇所があり、接触事故に繋がります。
狭い状況は仕方ないので、すぐに止まれるスピードと
ミラーやバックモニターを何度も見て確認しましょう。
まとめと補足
今回は、トラック初心者にありがちな接触事故と対策を述べてきました。
トラックは追突事故も多いです。
追突事故は死亡事故に直結する確率がかなり高いです。
居眠り運転や過労運転をする事がないように、休憩をしましょう。
事故をして、荷物や車は修理したり、お金を払って問題解決できますが、
人の命は戻ってこないです。
最後まで、読んで頂きありがとうございました。